知らないと損する?!「仏事マナー」

仏壇の購入時期

お仏壇は、日々生きる支えである如来様のお慈悲に遇わせていただく場所です。
お仏壇をお迎えすることについて、基本的に日の善し悪しは選びません。
お仏壇をお迎えしたら、宗派によって呼び名が違いますが、「入仏式」を行います。家の落成式と同様にお祝事ですから、親族だけでなく、知人近所の方々をお招きしてにぎやかにやるのもよいでしょう。それが仏縁が広まるご縁にもなります。
お仏壇は家庭生活の中心になるものですから、粗末な扱いにならないで、しかもみんなにしたしみやすいところに安置いたしましょう。
お仏壇に関する事でわからないことがあれば、お気軽にご相談ください。

仏壇の購入時期

仏壇の飾り方[浄土真宗本願寺派(西)]

仏壇の飾り方は仏壇のサイズやデザインによって異なります。仏壇の飾り方の参考の紹介です。

浄土真宗本願寺派(西)・仏壇の飾り方(1)

浄土真宗本願寺派(西)の仏壇の飾り方
  • 御本尊
  • 掛右 十字尊号又は親鸞聖人・脇掛左 九字尊号又は蓮如上人
  • 華鬘・戸帳
  • 金灯篭
  • 隅瓔珞
  • 菊輪灯
  • 四具足(木蝋・仏飯器・火舎・華鋲)・上卓
  • 仏飯器・仏器台
  • 五具足(香炉・燭台・花瓶)・土香炉・打敷・前卓
  • 供笥
  • 和讃箱・和讃卓
  • 過去帖・見台
  • 経机
  • 御文書箱
  • リン・リン布団・リン台

浄土真宗本願寺派(西)・仏壇の飾り方(2)

浄土真宗本願寺派(西)の仏壇の飾り方
  • 御本尊
  • 脇掛右 十字尊号又は親鸞聖人・脇掛左 九字尊号又は蓮如上人
  • 華鬘・戸帳
  • 金灯篭
  • 隅瓔珞
  • 菊輪灯
  • 華鋲
  • 仏飯器・仏器台
  • 五具足(香炉・燭台・花瓶)・土香炉・打敷・前卓
  • 供笥
  • 過去帖・見台
  • 経机
  • 御文書箱
  • リン・リン布団・リン台

浄土真宗本願寺派(西)・仏壇の飾り方(3)

浄土真宗本願寺派(西)の仏壇の飾り方
  • 脇掛右 十字尊号又は親鸞聖人・脇掛左 九字尊号又は蓮如上人
  • 仏飯器・仏器台
  • 三具足(香炉・燭台・花瓶)・土香炉
  • 供笥
  • 経机
  • 御文書箱
  • リン・リン布団・リン台

葬儀の焼香の作法

仏前に香を供えることを供香といい、焼香はその1つです。焼香は、仏様への敬いの心を、香をお供えし合掌・礼拝するという作法に表したものです。

浄土真宗の場合

  • 一礼して、右手で香を1回だけつまみ、いただかずにそのまま香炉に入れる。
  • 合掌して「南無阿弥駄仏」と念仏をとなえてから礼拝。
  • 後退し立ち止まって一礼して退く。

お焼香の回数は、宗派によって微妙にことなります。1回のお焼香に気持ちを込める宗派もあれば、3回することに意味を持つ宗派もあります。額へ押し頂くのも、宗派によって異なる場合があります。下記の表を参考に、ご自分の宗旨宗派の回数と作法でお焼香をしましょう。

各宗派の場合

※押し頂くとは、つまんだ抹香を額の高さまでかかげることです。

宗派 お焼香回数
日蓮宗 押し頂いて1回または2回
浄土宗 押し頂いて1回~3回
真言宗 押し頂いて3回
日蓮正宗 押し頂いて3回
臨済宗 押し頂いて1回(特に決まりはなし)
曹洞宗 2回(1回目は押しいただく、2回目は押し頂かない)
天台宗 回数を特に定めてはいない
浄土真宗本願寺派(西) 1回(押し頂かない)
浄土真宗大谷派(東) 2回(押し頂かない)

のしの書き方

袋の種類

袋は市販のものでも、手製のものでも構いません。
できれば、「のし」の付いていないものを選びます。
「のし」ついては、袋の右肩に付いている色紙を重ねたようなものです(印刷のものもある)。
これは本来、仏教のものではないので、「御布施」に限らず、お寺に出すもの、仏事には避けた方が無難です。

のし袋の種類

水引きの色

水引きの色にも、特に決まりはありません。世間の習慣に従って良いでしょう。
葬儀は黒または銀、喜び事は赤、年回法事は黒か黄を選びます。

仏式で赤にする場合

報恩講や五十回忌など時間の経った法事は、喜びごとと扱われる場合がありますので、あらかじめお寺さんに確認しましょう。
ただし、それらの行事でも、迷った場合は黒にして構いません。
なお、水引きのない封を利用しても問題はありません。

「御布施」「御車料」「御膳料」

葬儀、法事、結婚式、入仏式、報恩講などの仏事をお寺さんに勤めてもらったときは、「御布施」を渡します。
渡すものは、慣習的に、「御布施」「御車料」「御膳料」の3つです。

「御車料」は、仏事をお寺や、お寺のすぐ近くで行う場合は必要ありません。
「御膳料」は、お寺さんに「おとき」についてもらう場合は必要ありません。
また、「御車料」と「御膳料」は「御布施」の中に含めて渡すこともできます。

表書き

基本的には、それぞれ封の上に「御布施」「御車料」「御膳料」と書き、その下に名前を書きます(裏や中に金額を書く必要はありません)。
葬儀など、儀式が短期間に続く場合には、「御布施」の右肩に、「導師葬儀」「副導師」「通夜」「枕経」などと但書きを添えることがあります。これらは、多くの場合、葬儀社や地域の世話役が準備してくれます。(一連の儀式について一括して納める習慣もあります)
月忌参り、祥月命日参り、報恩講、お盆参り、彼岸参りなどの、日常的な法要には、「御布施」の包みだけで良いでしょう。ただし、遠方に来てもらうときは、「御車料」を用意するか、「御布施」にその分加えておきましょう。
なお、後に説明しますが、「御布施」は、お寺さんへの労働報酬ではありません。
表書きに「御経料」、「回向料」、「供養料」、「御経志」、「御礼」、「志」、「薄謝」などといった書き方はしません。
のし袋 表書き

「御布施」の渡し方

「御布施」は僧侶への謝礼や労働報酬でなく、お寺のご本尊・阿弥陀如来へのお供えというのが、本来の意味です。
本当は、お寺に出向いて、お供えすべきですが、最近は簡略化されたケースも増えています。
地域による習慣や、お寺独特の作法がありますから、一概に言えませんが、「御布施」を渡す方法は、おおよそ次の3通りです。

行事の1〜5日前に、お寺に出向いて渡す。

できることならこうすべき丁寧な方法です。

行事の当日渡す

最近は、自宅で行事をする場合、儀式がすんだ時に、お茶とともに差し出すのが一般的です。
おときについてもらえるときは、そのとき渡す地域もあります。いずれも簡略化されたやり方です。
お寺で行事をする場合は、儀式が始まる前に、庫裏(お寺の寺務所または住居)に差し出しても良いでしょう。
もちろん、終わってから差し出しても構いません。

行事の翌日などにお寺に持参する

地域によっては、後日にお礼かたがた、「御布施」を持参する習慣もあります。
※渡すときの注意
お寺に持参する場合は、ふくさに包んでいき、差し出します。
当日、自宅などお寺以外の場所で渡す場合は、できればお盆を用意して差し出します。
渡すときには、次ページの「御布施」の意味をよく受け止めて、「些少ですが」とか「気持ちばかりですが」といった言葉は避けましょう。
通常は「御布施でございますが、どうぞお供えして下さい」と述べて渡します。
自宅などお寺以外の場所で渡す場合は、「御布施」をお寺さんにことづけることになるわけですから、「おことづけして、申し訳ありませんが、」「失礼ですが、お預けします」といった言葉を添えます。
お寺さんも、自分に貰うわけではないので、、「御布施」を納める際、「それでは、お預かりしていきます」などと言います。これは、「施主の代理で仏さまに届ける」という意味合いです。

「御布施」以外のお供え

お寺さんに差し出すものは、基本的に「御布施」ですが、別に「お鉢米」といって、お仏飯用のお米をお供えしたり、他のお供えをする習慣があります。これらの習慣をお金に代えてする場合は、表書きは特別に「お鉢料」とか「お供え」にしても良いでしょう。
また歳暮、中元、年賀をお金でする場合も「御布施」ですが、「御歳暮」「御中元」「御年賀」と表記することも許されます。

「御法礼」

門徒で法話会を開催し、お寺さんに講師として勤めてもらった場合は、「御布施」または「御法礼」と表書きします。

正しい合掌礼拝の作法(浄土真宗)

念珠のかけ方

合掌した両手にかけます。親指と他の4本の指の間にかけて、親指で軽く押さえます。指は全て伸ばして、両手はピッタリ合わせましょう。指と指の間は離しません。
念珠は房が真下に垂れるようにかけましょう。

礼拝の仕方

合掌した手を胸の前に位置させます。ちょうどみぞおちの辺りに、合わせた両手の手首がくっつくようにします。お念仏をとなえてから、ゆっくりと上体を倒します。(四十五度くらい)その姿勢を数秒保ち、上体を元に戻します。

念珠の持ち方

合掌しない時は、左手に持ちます。正式には、手首に通して持つのも誤りです。親指以外の4本の指に通して、軽く握りましょう。念珠は大切な法具ですから、日常の取扱いにも注意します。人が歩く床や畳の上に直接置いたりはしません。